出た!
この顔見たら、110番!
J.T.ウォルシュ。
悪役である。
「グッドモーニング、ベトナム」では、事あるごとにロビン・ウィリアムズと対立する、曹長。
(悪役?というか、真面目すぎた?)
「交渉人」では、主人公のサミュエル・L・ジャクソンを罠にはめる、悪徳警官の黒幕。
「ブレーキ・ダウン」では、とにかく!とにかく悪い!悪い人!
冷酷な顔。冷血な目。冷静でずる賢い笑み。
まさに、名悪役。
次に登場するのが、J.T.ウォルシュの妻役。
ララ・フリン・ボイル。
「メン・イン・ブラック2」では、宇宙でいちばんたちの悪い、エイリアンを演じていた。
そしてそして。
J.T.ウォルシュに雇われた、元軍人の殺し屋。
出た!
まさかの。デニス・ホッパー。
言わずと知れた、「イージー・ライダー」。
「スピード」では、サイコパスの元警官。
ちょっともう。
目が離せない。
この3人に、主演のニコラス・ケイジを加えた4人が、広大な西部を駆け巡る…。
のではなく。
ワイオミングの田舎町、レッド・ロックの中と外を行ったり来たり。
小さな劇場で役者の個性と個性がぶつかり合う、演劇、といった感じで。
見ごたえがあった。
とにかく。
J.T.ウォルシュ。
この顔見たら、110番!
である。